「子どもの教育費、ちゃんと用意できるかな…」
「まだ先のことだし大丈夫でしょ」と思っていると、いざ塾代や進学費用の情報を目にすると急に現実味を帯びてきます。
家計はギリギリで貯金も少ない。なんだか毎月不安ばかりが増えていってしまいます。
この記事では、そんな教育費の不安を感じているあなたに向けて、これからでもできる3つの行動をご紹介します。
お金の不安って、一人で抱えているとどんどん苦しくなります。
でも、少しずつ「できること」から始めていけば、ちゃんと未来に備えられるんです。
まずはこの記事を読んで不安を解消しましょう。
教育費が不安ならまずは現状を知ることから
子どもが小さいうちは「まだ先の話」と思っていても、教育費って実際いくらかかるのかと不安になることはあります。
この章では、まず現状を知ることから始めましょう。
子どもの教育費って実際いくらかかるの？
実際子供の教育費はどのくらいかかるか見てみましょう。
年間に掛かる費用を纏めてみたよ。一般的な金額だから参考にしてみよう！
| 公立（年間） | 私立（年間） | 差額 | |
| 小学校 | 約35万円 | 約185万円 | 約150万円 |
| 中学校 | 約55万円 | 約160万円 | 約105万円 |
| 高校 | 約60万円 | 約105万円 | 約45万円 |
| 大学 | 約55万円 | 約100～120万円 | 約65万円 |
注：塾や学校外活動、学部などによって差があります。特に理系や医療系はさらに高くなります。
- すべて公立の場合は、約1,000万円前後
- すべて私立の場合は、約1,500万円〜2,000万円超
進学先や地域によって金額は変動しますが、私立は全体的に公立の2～3倍の負担となります。
改めてまとめると大きい金額だね
とは言え、すぐにその全額を準備する必要はありません。
必要な時に必要な分だけを支払いながら、進学に合わせて計画的に備えればいいだけです。
今の家計でどこまで準備できそう？
教育費の不安を感じたら、まずは今の家計を見直すことが大切です。
・毎月いくら貯金できている？
・学資保険などの備えはある？
・子どもが何歳で、進学はいつ頃？
こういった情報を整理してみましょう。
紙でもいいので書き出すと、頭の中が整理できます。
『いつ・どのタイミングで・いくら』必要なのかを知ることが目的です。
焦らなくてOK。足りなくても備え方はある
正直、教育費って完璧に貯めるのはかなり難しいです。
でも今からでもできる備え方はたくさんあります。
学資保険や童手当の積立、奨学金制度など
それだけではありません。毎月の収入アップや家計の見直しだって立派な教育費の準備です。
「今の家計じゃムリかも…」って思っても、諦める必要はありません。
少しずつ整えていけば、ちゃんとあなたに必要なことが分かります。
貯金が少ない！まず始めたい3つの行動
「貯金が少ないのに、教育費なんて用意できるのかな…」
と不安に感じていると思いますが、特別なスキルやまとまったお金がなくても、今すぐできることがあるんです。
「支出の見える化」でムダを把握
家計簿って、つけていますか？
なかなか続かないという人も多いけど、最近はアプリやスマホのメモ機能で手軽に管理できるようになりました。
まずは1週間だけでも、何にいくら使っているのかを記録してみてください。
意外と『ちょこちょこ出費』が多いことに気づくかもしれません。
支出の見える化をしてムダを知ることで、
- ここはカットする
- ここは我慢しすぎない
メリハリのあるお金の使い方が見えてきます。
「教育費専用の貯金」をつくってコツコツ積み立て
お金って、目的がはっきりすると貯まりやすくなります。
そこでおすすめなのが、「教育費専用の口座」をつくること。
毎月1,000円でも2,000円でもOK！
気をつけて欲しいのは、自動で積み立てる設定にしておくことです。
この積み立てているお金は『ないもの』として扱うのがコツです。
「今は少ししか貯められない…」と思っても、続けていくと一緒に安心感が積み上がっていくのを実感できます。
ボーナスや児童手当が入ったタイミングで少し多めに入金するのもおすすめです。
収入アップの選択肢も視野に｜在宅副業や転職もアリ
いくら頑張っていても支出を抑えるにも限界があります。
そんなときは、「収入を増やす」という選択肢も視野に入れてみましょう。
スキマ時間を活かした在宅ワークや副業、短時間のパートなど、子育てや家事の合間にも取り組みやすい働き方はあります。
子どもが大きくなればその時間も増えていくので、さらに収入アップを考える良いタイミングかもしれません。
すでに仕事をしている人は、こちらの記事も参考になりますよ。
参考：転職を考えるきっかけはいつ？ベストなタイミングを見極める方法
自分のペースで、家庭と両立しながらできる働き方を探してみるのも、不安を解消する一歩です。
教育費への不安は「夫婦で共有すること」がカギ
子どもの将来のために、教育費のことを考えるのはとても大切なこと。
でもそれを、一人で抱え込んでいませんか？
教育費の不安を解消するうえで、実は一番大事なのが夫婦で話し合うことです。
同じ方向を見て歩くためにも、まずは“共有”することから始めましょう。
家計の話をちゃんとできていますか？
「お金の話ってなんだか気まずい…」
そう思って、つい後回しにしてしまう人も多いかもしれません。
- 今どれくらい教育費が必要なのか？
- どのくらい準備できそうか？
しっかり現状を冷静に話し合ってみましょう。
無理に一度で決めようとせず、少しずつ会話の回数を重ねるのもありです。
2人で話し合うことは将来の安心につながります。
夫婦で立てる教育費の“マイプラン”
教育費の不安は夫婦で話ある事で「我が家に合ったプラン」を考えてみましょう。
たとえば…
- 学資保険に入ってコツコツ備える
- 中学・高校の進学先にかかる費用を試算する
- 大学進学のために、奨学金や制度も調べてみる
など、話し合う中で具体的な行動が見えてきます。
一人で悩んでいるとムリだと感じていたことも、一緒に考えることで現実的な選択肢に変わるかもしれません。
まずは夫婦で「今、何を大事にしたいか」から始めてみましょう。
まとめ｜教育費の不安は「今できること」から
教育費に不安を感じるのは、誰にでもあることです。
でも、今できることを一つずつ始めれば、それが将来の安心につながります。
将来の教育費を完璧に揃える必要はありません。
情報収集をしたり、家計を見直したり、今の家計状況を夫婦で話す習慣を持つことが不安解消につながります。
まず支援制度や貯め方を知るだけでも気持ちはラクになります。
働き方の見直しに悩んだら、こちらの記事も参考にしてください。
