モノづくり大国日本にはたくさんの工場があります。
今回はそんな工場で起きるあるあるな日常についてご紹介しまう。
工場ってマニュアル化されてて黙々と働いてるってイメージがありますよね?
実はそうではありません。
日々いろんなことが起きているんです。
私は工場で20年間勤務し、色んな部署での経験からたくさんいろんなものを見てきました。
この記事を読むことで、工場の良いところ、悪いところがわかると思います。
もし工場で働こうと思っているあなたの参考にしてもらえればうれしいです。
工場で起きるリアルなあるある3選
では、今回は工場のあるあるを3つご紹介したいと思います。
工場の中はですね、いろんな工程があってそれぞれ自分の担当の工程を1つずつ進めていきます。
そして1つの製品を作り上げて行くんですね。
そんな現場では日々たくさんのトラブルが起きていますが、実際に工場で働いてないとなかなか見ることができませんよね?
そんな工場の裏側は、この3つになります。
- 他の工程のダメ出しをする
- 自分の部署を最優先
- 長期連休を指より数える
これだけ聞いてるとトラブルばかり起きる工場勤務なんてやりたくないなと思うでしょう
確かにそうですよね。
でも工場で起こるトラブルを知っておけば、もし工場へ転職しても「それもう知ってる×2」くらいに感じてしまうので安心してください。
とは言え、工場って悪いとこばかりじゃないんですよ。
工場で働くことはメリットもたくさんあるので、あるあるを解説しつつ工場の魅力も一緒にお伝えしたいと思います。
1.他の工程のダメ出しをする
まず1つ目のあるある「他の工程のダメ出しをする」とはどんなことなんでしょう?
工場にはたくさんの作業員もいるし、たくさんの部署があるので、どうしても他の作業工程の粗探しをしてしまうことがあるんですね。
- 「自分のところは完璧」
- 「間違いなんてするわけないでしょ」
と自信を持って作業しています。
でも、これをちょっとかけ間違えてしまうと他の部署の文句になってしまうことがあるんです。
納期に間に合わないことがあると、前の工程の遅れを原因にしたりして、「自分たちのせいではない」とか
「品質に問題があるのは前の工程で管理が不十分だから」
など、遅れを挽回しようだったり、良いものをみんなで作ろうと言うのはなかなかハードルが高いことなんです。
これでは工場内の雰囲気は最悪な状態になっていきますよね。
もちろん言ってることが間違ってはないし、気持ちも充分わかるんですけどね。
2.自分の部署を最優先
続いて2つ目は「自分の部署を最優先」にしてしまうこと。
自分の部署をよくするための改善が、他部署を無視することになってしまうことがあります。
人員を最小限でやってるから、予定外の対応ができないや、モノ待ちになると効率が悪いからすぐ用意して
など、それぞれの主張を聞いていると、なかなか工場内はうまく回りません。
結果、1つの工程だけを中心に考えてしまうと他の工程は無理を強いられるため
どうしてもうまくいきません。
これでは周りからの反応は悪くなるし、続けていれば不満も出てくるでしょう。
それぞれの工程が1番効率良い状態で、全てが回ることができたら
きっととっても良い工場になるんでしょうね。
3.長期連休を、指より数える
最後のあるあるをご紹介します。
「長期連休を、指より数える」です。
現場作業者は、体が資本なので休みを有意義に過ごしたいんですね。
工場ではゴールデンウィークや年末年始などに大型休暇がある場合が多く、その間は稼働がないので、現場の人は有給休暇を使わなくても、長期間休める大切な期間なんです。
カレンダーのタイミングが良いと、多い時で10日以上の休みもあることがあります。
でも、休みはあっという間に終わっちゃうんですけどね。
そうなると、次の長期連休が何日後に来るのか数えちゃうんです。
連休でリフレッシュ出来るので、わたし的には3ヶ月毎にあると嬉しいですね
これまでのあるあるを見て、工場で働きたいと思いましたか?
- 他の工程のダメ出しをする
- 自分の部署を最優先
- 長期連休を指より数える
これだけだと悪いところしか見えてないですよね?
次の章では、ちょっと視点を変えて工場の良いところを見たいと思います。
工場あるあるから見えた工場の良いところ
ここからは、あるあるネタから見えた工場の良いところをご紹介します。
他の工程のダメ出しをしたり、自分の部署のことを考えているという事は、工場の中にはたくさんの部署があって
必ずしも作業するだけじゃないですね。
- 製品を作るための作業する工程
- 設計する部署や納期を管理する部署
それ以外にも、総務や経理、たくさんの部署が集まって1つの工場になっているので
「作業は嫌だ!」
と言う人でも、自分に合った部署を探すこともできるんです。
また、定期的に長期連休があることが多いので、旅行計画などが立てやすくなるのは嬉しいですよね。
私は長期連休前後に、有給休暇をプラスして延長することもありますよ
まとめ:現場は日々改善の努力を怠らない
ここまでいかがだったでしょうか。
一見トラブルばかりで、いつもケンカしているように見えますが、そんなことはありません。
1つの製品を作り上げるためにたくさんの人の作業が積み重なってできています。
みんなの思いは同じで「良いものを」「効率よく」
結果的にこれができれば自分達も楽になるので、みんな真剣に取り組んでいる結果なんでしょうね。
工場はモノづくりだけじゃないメリットがたくさんあります。
工場での働き方は、意外と見えないことが多くって必ずしも作業だけではなく、事務部門などもありたくさんの働き方ができるのが工場のメリットだと私は思っています。
他の業種の人も共感できるポイントがあったらコメントをください。